テスラのモデルS プラッドは、市販車として世界最速クラスであり、おそらくテスラ史上最高の一台ですが、「ベスト」と呼べる候補はほかにもいくつか存在します。
テスラ は現在、Model S Plaidによって世界最速の量産車を手にしたかもしれませんが、総合的に見てほかのテスラ車と比べて本当に優れているのでしょうか。答えはもちろん、クルマに何を求めるかによって変わってきます。ただし、テスラには「同社史上最高の1台」と言える強力な候補がほかにも複数存在します。
Model S Plaidの納車開始イベント で、テスラCEOのイーロン・マスク氏はこう語りました。 「持続可能なエネルギーの未来にとって非常に重要なのは、『電気自動車こそが間違いなく最高のクルマだ』と証明することです。」 EV(電気自動車)の実用性を証明したいというこの思いが、テスラに超高性能な車を作らせてきた大きな原動力のひとつなのです。
中でも最上位グレードとなるのが Model S Plaid です。0–60mph 加速は 1.99秒とブガッティ・シロンより速く、最高速度は 200mph、フル充電あたりの航続距離は 390マイル。それでいて、快適なインテリアと最先端のインフォテインメント機能を備えた5ドアセダンでもあります。 Tesla もまた、その Model X の一部グレードに採用されている高性能「Plaid」パワートレイン. 0–60mph加速3.8秒、最高速度155mph、航続距離360マイルといったスペックはModel S Plaidより控えめですが、広い室内空間とシートアレンジ性を重視するユーザーにはModel X Plaidの方が好まれるかもしれません。また、パフォーマンスや内装装備では2つのPlaidモデルに及ばないものの、最も手頃なテスラであるModel 3を選ぶという考え方もあります。価格は39,990ドルからで、129,990ドルのModel S Plaidや119,990ドルのModel X Plaidと比べて大きな差があります。実際、 Model 3 は、常にテスラの目標でした。 高品質なEVを大衆に届けることを目指していたからです。
この議論で興味深いのは、モデルS プラッドがそもそも「最上位のモデルS」として企画されていなかったという点です。つい最近まで、テスラはプラッドよりわずかに優れた加速性能と、より長い航続距離を備えた「モデルS プラッド・プラス」を予定していました。しかし、これらのモデルSが十分に「次元の違う」存在に思えるとしても、テスラが今後投入を予定している車種の中には、まるでSFから飛び出してきたようなものもあります。
たとえば第2世代テスラ・ロードスターは、現在2022年の登場が見込まれており、「SpaceXパッケージ」が用意される予定です。マスク氏の宇宙企業にちなんで名付けられたこのオプションにはエアスラスターが含まれ、0-60mph加速1.1秒という常識外れの加速性能、250mph超の最高速度、620マイルの航続距離を実現するとされています。これほどの加速力を持つ量産車は、これまで存在しません。
